内視鏡検査とは
苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査
消化器内視鏡専門医
専門資格を所有した医師が診療してます。
消化器内科、胃カメラ、大腸内視鏡
胃や腸、肝臓、すい臓、胆のうなど、おなかの中のことなら何でもご相談ください。
当院は、月曜日から土曜日まで苦痛の少ない胃カメラ、大腸カメラを同時に受けていただくことが可能です。
苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査
胃・大腸内視鏡ともに、ご希望の患者さんには鎮静剤の注射を用いて麻酔し、寝ている間に検査を終わらせる方法をとっています。ほとんどの患者さんは麻酔を希望され、麻酔する事でほとんどの患者さんは検査後「寝ている間に終わっていた」「気付いたら検査が終わっていた」と感じられるようです。
上部下部内視鏡同時検査も可能です
当院は、富士フイルムのLASEREO 7000システムを導入しております
LASEREO 7000システムは、2つの波長のレーザー光線で4つの観察タイプで観察できるため、微小な病変も見逃さない観察を可能とする富士フイルムの最上位機の内視鏡システムのひとつです。
土曜日の胃•大腸内視鏡検査可能です
検査前の十分な説明
胃内視鏡や大腸内視鏡検査・治療を受けていただく前に十分な説明を行い、ご納得いただくまで対応します。ご質問にもお答えいたします。
検査後の十分な説明
内視鏡検査や治療の際に撮影した画像をデジタルビュアーでお示ししながらご説明いたします。
検査の流れ
検査直前に鎮静剤を注射します
注射すると患者さんはすぐに寝てしまいます
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患者さんが寝ていることを確認してから検査を開始します
検査中患者さんの様子を観察し、痛そう、しんどそうなそぶりが有れば麻酔を追加していきます
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検査が終了したらリクライニングチェアで休んでいただきます
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目覚めたらモニターで検査の画像を見ながら結果を説明いたします
がんは症状が出ないこともありますので、検査をすることで早期発見、早期治療が期待できます。
胃内視鏡
細い内視鏡を挿入して食道、胃、十二指腸を検査します。症例に応じて経鼻内視鏡、鎮静剤を使用し、負担の少ない検査を行います。
胃がんは早期に発見できれば予後は良好で、早期胃がんのほとんどは改善がみられます。また、胃の粘膜に限局する早期のがんには転移がなく、その状態で発見できれば内視鏡で病変を切除するだけで改善が期待でき、手術をしなくてもすみます。このような早期のがんで発見された患者さんのほとんどは症状がなく、定期的に内視鏡検査を受けていて偶然発見されています。 胃がんはかなり進行して大きくなり胃が閉塞したり、がんから出血しない限りなかなか症状には出ません。
定期的に内視鏡検査を受けていれば、万が一胃がんになったとしても多くの場合は早期の段階で発見されています。 特に、胃がんになりやすいとされるピロリ菌感染のある方、萎縮性胃炎のある方には定期的な内視鏡検査をご検討ください。鼻から入れる内視鏡(経鼻内視鏡)は通常の経口内視鏡に比べて嘔吐反射をおこすことがほとんどなく、苦痛が少なくリラックスして検査を受けることができます。 また、希望される患者さんには鎮静剤を使用し麻酔をして検査を受けていただきます。
大腸内視鏡
大腸がんの患者さんは増加傾向にあります。50歳代から増え始め、60~70歳代の高齢者に発症しやすく、男女差はほとんどありません。(※)
大腸がんは血便、便に血が混じる、便が細い、排便困難、残便感、おなかの張り、原因不明の体重減少などの症状が出ますが、これらの自覚症状は大腸がんがかなり進行しないと現れず、大腸早期がんでは便に微量の血が混じることがあるぐらいで症状はほとんど出現しません。また、痔をお持ちの患者さんは排便時の出血に慣れてしまっていて、「またいつもの痔からの出血か」と自己判断してしまい大腸の検査を受けるのが遅れてしまい、大腸がんの発見も遅れてしまうことがしばしば見受けられます。
大腸がんは早期発見であればほとんどが改善すると言われています。大腸がんの早期発見のためにも、わずかな大腸がんのサインを見逃さず、なにかあれば早めに消化器の治療を得意とする医療機関を受診し、大腸検査の相談をすることをお勧めします。
大腸がんには良性ポリープががん化してできるものがあり、ポリープの一部にすでにがんが存在している場合もあります。当クリニックでは大腸内視鏡検査時にポリープが見つかった場合、症例に応じてその場でポリープの切除(内視鏡的ポリペクトミー)を行います。また、希望される患者さんには内視鏡検査時に鎮静剤を使用して麻酔を行い、おなかの張りが少ない炭酸ガス送気や設備などを利用して、苦痛、負担の少ない検査を行います。
(※)出典:日本医師会「健康の森」(外部サイト)
内視鏡検査のよくある質問
内視鏡検査全般について
Q.どのような時に胃・大腸内視鏡検査を受けるべきでしょうか?
胃がんや大腸がんの発症リスクが高まる40歳以上の方は、定期的に内視鏡検査を受けることをお勧めいたします。
また、ご家族に胃がんや大腸がんの方がいる場合や、喫煙・飲酒習慣のある方、ピロリ菌感染陽性、ピロリ菌除菌後の方は、定期的に内視鏡検査をお勧めします。また、胃痛・胸焼け・腹痛・げっぷ・下痢・便秘などのおなかの症状がある場合は、治療が必要な消化器疾患が原因である可能性がありますので、内視鏡検査を受けることをお勧めします。気になる症状のある方は、早めに内視鏡検査を受けましょう。ご病気があるかどうかを確実に知るためには検査しないとわかりません。
胃がんや大腸がんは、早期発見・早期治療によって完治できる疾患ですが、早期がんでは自覚症状がほとんどありません。一方、症状がでてから見つかる胃がん、大腸がんのほとんどは進行がんで、遠隔転移などで治癒不能な状態で見つかる方も少なくありません。
万が一、胃がん、大腸がんなどのいやなご病気であったとしても、内視鏡治療や手術などで治すことのできる段階で発見するためには定期的に内視鏡検査を、受けることをお勧めします。
Q.胃カメラ、大腸カメラはどこで受けるのがいいでしょうか
消化器内視鏡検査、治療は専門的分野ですので、消化器内視鏡学会に内視鏡技術を認められた消化器内視鏡専門医を保有した専門医による検査を受けることをお勧めします。
Q.内視鏡検査を受けるならば、大きな病院とクリニック、どちらが良いですか?
当院院長は大学病院、地域の基幹病院など様々な施設で勤務してきましたが、患者様の自覚症状に対する病気の有無を知りたい段階などでの検査ならば、患者様一人一人の細かなところまで対応できる消化器内視鏡専門医の在籍するクリニックの方が良いと考えます。
大きな病院はご病気があるとわかったうえで、さらに高度な精密検査が必要な方。胃がん・大腸がんなどの内視鏡治療が必要な方などには良いのですが、まずは自覚症状の原因や病気があるかどうかを確認したいという方には、大病院では検査待ちの時間が長い(1か月待ちは普通です)、検査を行う医師を選べない(例外もありますが、大きな病院だからといって名医に担当してもらえるとはかぎりません。大きな病院は当然指導医の監督はありますが経験の浅い医師の教育機関としての役割も担っています)。また、検査医と説明する医師が異なるなどの問題があります。
当院のように内視鏡専門医による、最新の設備を備えたクリニックならば、比較的短時間で検査が受けられるように配慮されており、検査を行う医師と説明する医師が同じなので安全性が高く、診察、検査、検査結果を踏まえた一貫した治療方針の決定を親身に行うことができます。
内視鏡を受ける際に重要なことは、施設の規模でなく、誰が検査を施行するのかという問題の方が大きいと思われます。その意味で、まずは消化器内視鏡専門医の在籍するクリニックでの検索をお勧めいたします。
Q.内視鏡検査が苦痛で苦手です。苦痛のない検査は可能ですか?
当院では、経験豊富な内視鏡専門医が内視鏡検査を行っております。正確な検査、治療を行うためには、医師の技術が顕著に反映しますので、消化器内視鏡専門医による検査、治療をお勧めします。また、最新の内視鏡システムを導入することで短時間の精緻な検査が可能なため、患者様の苦痛や不快感を最小限にすることが可能です。また、鎮静剤を積極的に使用することで、ウトウトとリラックスした状態で検査を受けて頂くことができます。内視鏡検査が苦手な方も、お気軽にご相談ください。
Q.鎮静剤(麻酔)を使用した方が良いですか?
内視鏡検査が苦手な方や、不快感がある方には、鎮静剤(麻酔)の使用をお勧めしております。リラックスした状態で検査を受けられますので、身体の緊張も軽減され、検査もスムーズとなり、より丁寧に観察できます。
鎮静剤を使用した場合、ほとんどの方は検査後「寝ている間に検査が終わった」とおっしゃいます。
Q.胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日、同時に受けることは可能ですか?
当院では、胃カメラ検査、大腸カメラ検査を同時に受けていただくことが可能です。受診回数を少なくしたい方、検査前の絶食などの準備を1回で済ませたい方などには、同日中の検査をおすすめします。
Q.内視鏡検査に年齢制限はありますか?
当院では年齢制限はありません。
例えば、全身麻酔の手術を受ける時も同じですが、年齢だけで患者さんの検査のリスクが決まるわけではありません。比較的若くても基礎疾患がありリスクの高い方もいれば、80才以上のご高齢の方でも生活習慣病ぐらいの軽いご病気しかなかったり、持病のないお元気な方も少なくありません。ですので、当院での麻酔を用いた楽に受けていただける内視鏡検査は胃カメラ、大腸カメラともに年齢制限はありません。大学病院や一般病院で胃がん、大腸がんなどの消化器癌や肺癌などの手術の全身麻酔を豊富に経験してきた院長が検査前の診察で検査のリスクを判断するとともに、検査中も院長が責任を持って全身管理を行います。
Q.内視鏡検査が苦痛で苦手です。苦痛のない検査は可能ですか?
当院では、経験豊富な内視鏡専門医が内視鏡検査を行っております。正確な検査、治療を行うためには、医師の技術が顕著に反映しますので、消化器内視鏡専門医による検査、治療をお勧めします。また、最新の内視鏡システムを導入することで短時間の精緻な検査が可能なため、患者様の苦痛や不快感を最小限にすることが可能です。また、鎮静剤を積極的に使用することで、ウトウトとリラックスした状態で検査を受けて頂くことができます。内視鏡検査が苦手な方も、お気軽にご相談ください。
Q.内視鏡検査や日帰り手術の日に、車を運転して来院することは可能ですか?
鎮静剤使用後、目覚めていても足元がふらついたり、ぼーっとしたりするため、鎮静剤(麻酔)を用いた内視鏡検査を受けていただいた後は車、バイク、自転車など乗り物の運転は危険ですので検査後当日は避けていただきます。翌日からは車の運転も問題ありません。
Q.授乳中ですが、内視鏡検査は受けられますか?
授乳中の方で鎮静剤(麻酔)を使用した楽に受けていただける内視鏡検査をご希望の方は、搾乳や一時的な断乳などの対応で検査を受けていただくことが可能です。詳しくは受診時にご相談ください。
Q.生理中ですが、内視鏡検査は受けられますか?
特に問題ありません。
ナプキンやタンポンをご用意いただければ特に問題なく検査を受けていただけます。検査後の替えもご用意ください。
Q.血液をサラサラにする薬を服用していますが、胃・大腸検査は受けられますか?
抗血小板薬や抗凝固薬の内服を継続したままでも検査できます。ただし内服薬の内容によっては大腸ポリープ切除ができないことがありますので、検査前に事前に医師にお伝えください。
大腸内視鏡について
Q.どのような時に大腸内視鏡検査を受けるべきでしょうか?
大腸がんに限らず、病気は早期に発見して適切な治療を受ければ楽に治すことができますが、早期大腸がんには症状がほとんどありません。早期発見には症状がない状態で定期的に内視鏡検査を受けることが重要ですが、下記のような症状がありましたら、できるだけ早く検査を受けるようにしてください。
- 便が赤っぽい、黒っぽい
- 便に血が混じる
- 便秘や下痢をしやすい、便秘や下痢を繰り返す
- 残便感があり、排便後もスッキリしない
- 腹痛や腹部膨満感がある
- 家族に大腸がんになった方がいる
- 便潜血検査で陽性と診断された
- 大腸ポリープがある、切除経験がある
- 肉類や脂肪分の多い食事が中心
- 習慣的な運動をしていない
- 習慣的に飲酒している
- 喫煙経験がある
Q.便潜血検査で陽性となりました。大腸内視鏡検査を受けなければならないでしょうか?
血便には目で見てわかるものと、見た目ではわからないほど微量の血液が便に混じっているものがあります。ご自分で見て明らかにわかる排便時の出血がある場合は大腸癌をはじめ、大腸にご病気がある可能性がありますので大腸癌検診、便潜血検査を受けるのではなく、精密検査としての消化器内視鏡専門医による大腸内視鏡検査、あるいは大腸肛門病専門医の肛門診察を受けることをお勧めします。当院では両者の専門的な診察、治療が可能です。ご自分の目で見てわかるような排便時出血がある場合は、微量の出血を検出する便潜血検査を受ける意味がありません。
ご自分の目で見てわからない微量の血液が混じった血便は、便潜血検査でわかります。便潜血検査では、大腸がんやポリープなどによる出血が便に混じっていないかを調べます。便潜血検査は微量で目には見えない出血を検出する検査です。がんからの出血は間欠的である(出血する時もあればしない時もある)ため、2日分の便を採取します。がんからの出血は上記のように間欠的であるため、便潜血検査陽性となった場合にもう一度便潜血検査を行うということは意味がありませんし、してはならないとされています。便潜血検査は大腸がんのスクリーニング検査として行われていますが、便潜血検査で陽性となった場合は大腸から肛門までのどこかで出血が起こっているということなので、原因を確かめるためには精密検査としての大腸内視鏡検査が必要になります。大腸がん健診で要精密検査になったのに精密検査を受けなかった方は、受けた方より死亡率が4倍高いというデータもありますので、便潜血検査で陽性になった方は、「たまたまだろう」とか、「いぼ痔からだろう」などと放置せずに精密検査としての消化器内視鏡専門医による大腸内視鏡検査、大腸肛門病専門医の診察を受けましょう。
便潜血検査が陰性でもがんリスクが高まりはじめる40歳を超えたら、1度内視鏡検査を受けるようおすすめいたします。
Q.便潜血検査で、2回のうち1回だけ陽性になりました。大腸の検査は必要ですか?
1回だけでも便潜血反応が陽性となった場合は、大腸内視鏡検査が必要です。これは大腸がんからの出血は間欠的である(出血する時もあればしない時もある)ため、仮に大腸がんがあったとしても、いつも出血しているとは限らないからです。確実な診断のためには、大腸内視鏡検査が必要です。もう一度、便潜血反応を行うことは全く意味がありませんし、やってはいけないとされています。後から後悔しないためにも検診で便潜血要精査になったときには精密検査の消化器内視鏡専門医による大腸内視鏡検査を受けましょう。
Q.痔からの出血があります。大腸の検査は必要ですか?
「痔から出血した」と言って受診される方が多くいらっしゃいますが、痔からの出血と思って市販の軟膏を長期間使用したり、肛門科専門医の診察を受けずに漫然と軟膏治療を受けていたら、実は大腸がんや大腸の病気だったというケースも少なくありません。当院は消化器内視鏡専門医、大腸肛門病専門医の院長が責任をもって全ての診察、検査を行いますので、肛門、大腸ともに専門的な医療の提供が可能です。
排便時の出血がある場合は大腸がんなどの危険な疾患が隠れている可能性がありますので、大腸肛門病専門医、消化器内視鏡専門医の診察を受けることをお勧めいたします。
Q.いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔ろう)がありますが、大腸内視鏡検査は受けられますか?
特に問題なく、大腸内視鏡検査を受けていただけます。当院では同時に大腸肛門病専門医として肛門の診察も可能です。
Q.大腸カメラはつらいですか?
当院では経験豊かな内視鏡学会消化器内視鏡専門医である院長が高度な内視鏡システムを使用して検査を行っています。またほとんどの患者様が鎮静剤を使用し寝ている間に終わるかたちでの検査を、受けておられますので、ほとんど苦痛なく検査が受けられます。
Q.検査、治療は日帰りで受けられますか?
当院の検査は、大腸ポリープ切除も含めてすべて日帰りで行っています。
Q.検査前に飲む下剤は自宅で服用するしかありませんか?
ほとんどの方は、慣れたリラックスできる環境であるご自宅で検査用の下剤を内服して落ち着いてからご来院する方法をお選びになります。ただし、下剤を服用したことがなくご不安がある場合などでは、当院では検査前にご来院いただいて院内で下剤を服用することも可能ですのでご相談下さい。
Q.大腸カメラの所要時間はどれくらいかかりますか?
検査の所要時間は、15~20分程度です。ポリープ切除があった場合には、1つにつき5~10分くらいかかります。
Q.検査でポリープが見つかったら、検査中の切除は可能ですか?
当院では大腸ポリープの日帰り切除を行っています。ほとんどのポリープは当院での大腸検査時にその場で日帰りで切除、治療できますが、ポリープが大きく出血のリスクが高い場合など、当院での切除が難しい場合は安全のために信頼できる連携病院にご紹介いたします。患者様が紹介ご希望の病院があれば、ご希望の病院をご紹介いたします。
Q.当日に飲む下剤の量を減らしたいのですが、どうしたらいいですか?
前日の食事をゼリーなど半固形物のみにして、水分を水でたっぷりとるようにすると、当日に服用する下剤の量が少なくても排出物が早くきれいになります。
Q.当日朝はどう過ごせばいいですか
当日は、腸の中をきれいにするために朝から検査用の下剤内服していただきます。ご希望の方は院内での処置も可能です。
Q.検査後にも食事制限はありますか?
検査のみの場合は、特に制限はありませんので普段通りの食事をなさってください。ポリープを切除した場合には、数日間は消化がよく、刺激の少ないものを食べるようにしてください。アルコールは1週間程度控えます。
Q.検査当日の入浴は可能ですか?
検査のみの場合にはバスタブに浸かる入浴も当日から可能です。ポリープの切除をした場合には、検査後数日はシャワーを軽く浴びる程度にして、1週間程度は湯舟につかることを避けてください。
Q.予約しないと検査を受けられませんか?
大腸カメラ検査は、検査前日までに診察を受けていただく必要があります。そのためご予約なしで初診日に検査を受けることはできません。ただ、緊急性があり、午前中の早めに受診していただき当院の検査状況で可能であれば当日大腸内視鏡検査を受けていただける場合もございます。
胃カメラ、大腸カメラともに基本的には予約で検査しておりますが緊急性の高い方は可能な範囲内で当日検査に対応しております。
Q.検査が終わったら、すぐに帰宅できますか?
当院では、検査後、検査画像をお見せしながら結果のご説明をしています。ご帰宅はその後ですが、検査で問題が見つかった場合には、ご説明以外にも治療方針のご相談や処方などが行われることもあります。鎮静剤を用いた場合は、検査後、2〜3時間程度、麻酔をさますために院内でお休みいただいてからのご説明になります。当日はお急ぎの場合、麻酔をさます薬剤を投与し早めに結果説明することも可能ですので、ご希望の場合には事前にお申し出ください。
Q.大腸内視鏡検査(大腸カメラ)では生命保険が下りると聞きましたが、本当ですか?
ポリープを切除すると生命保険によっては保険金が支払われることがあります。ただし、これは日帰り手術としてポリープを切除した場合に限定されます(「内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術」と言います)。生検(組織検査)だけでは保険金の支払い対象になることはありません。また、当院には入院設備がないため「日帰り入院」ではありませんのでご注意ください。日帰り手術に対応している生命保険(医療保険)に加入されている方は契約している代理店や担当者に相談してみてください。
Q.痛みを感じることなく大腸内視鏡検査を受けられるのは本当ですか?
大腸内視鏡検査時の感覚には個人差はありますが、鎮痛・鎮静剤を使用することで、眠っているのに近い状態で楽に大腸カメラ検査を行うことができます。また大腸内視鏡検査時の苦痛は、検査を担当する内視鏡医の技量にもに大きく影響されます。当院の内視鏡担当医は、大腸内視鏡検査の実績が非常に豊富な上、極力痛みを感じさせないように様々な配慮をしておりますので、安心してお受け頂けます。
Q.大腸カメラ検査の途中で大腸ポリープを見つけた場合は、その場で切除できますか?
当院では、大腸ポリープの切除を日帰りで実施しております。ポリープが大きい場合や数の多い場合は、入院が必要となるため高度医療機関をご紹介しております。
Q.ポリープを切除するとき、痛みを感じますか?
ポリープを切除する際には痛みは感じませんので心配いりません。腸の粘膜(粘膜下層)には痛みを感じとる神経がないためです。
胃カメラについて
Q.胃カメラ検査を受けたほうがいい症状にはどんなものがありますか?
胃がんに限らず、病気は早期に発見して適切な治療を受ければ楽に治すことができます。ただし、早期胃がんには症状がほとんどないケースが多くなっています。早期発見のためには、症状がない状態で定期的に内視鏡検査を受けることが重要です。下記のような症状がある場合には、できるだけ早く検査を受けるようにしてください。
- のどやみぞおちの違和感
- 胸やけ、胸のつかえ
- 便が黒っぽい
- 食欲が落ちた。食べる量が減った
- 健康診断で異常を指摘された
Q.昨日からお腹が痛いです。胃カメラの当日予約は可能ですか?
予約の枠に空きがあれば、当日の胃カメラ検査も可能です。予約が定数になっている場合でも、緊急対応が必要だと判断した方については極力対応しておりますので、まずはご連絡下さい。ただ、午後以降になりますと対応が難しくなることがありますため、早めにご連絡下さることをおすすめします。近隣のクリニックからのご紹介患者様も柔軟に対応しております。
Q.胃の調子が悪く便が黒いのですが?
黒い便は消化管出血の可能性があり、緊急で内視鏡検査を行う必要があるかもしれませんので、 食事はとらずに早急に来院ください。
Q.ピロリ菌の検査はしてもらえますか?
胃カメラの検査の際に、必要な場合は保険診療の範囲内でピロリ菌の検査を同時に行うことができます。
Q.胃バリウム検査だけで十分ですか?
消化器の専門医で胃バリウム検査を受ける人はまずいません。
この検査は検査精度が低いために、細かい病変はわかりません。ピロリ菌感染が判断できない場合も多々あります。消化器専門医は自分が検査されるならば、内視鏡検査を受けます。
Q.胃カメラと胃バリウム検査の違いは?
胃カメラの方が圧倒的に正確な検査が可能です。胃カメラとバリウム検査では、検査の精密さに大きな差があり、食道がんや胃がんの早期診断では、明らかに胃カメラの方が優れています。
バリウム検査で異常が見つかれば、後日改めて胃カメラ検査を受ける必要があります。しかし、始めから胃カメラを受ければ、がんが疑われる部位から細胞を摂取(病理組織検査)し、確定診断することが可能です。バリウム検査ではピロリ菌の有無を調べることができませんが、胃カメラならば同時に検査をすることも可能です。