2023/04/17
吹田市江坂にある【いしかわクリニック】です。
皆さんは、それぞれの診療科にはどのような違いかご存じでしょうか。
とくに消化器内科・内科・胃腸科は似たような診療科だと考えている方もいるでしょう。
同じような診療内容に見えてもそれぞれの診療科によって、受けられる検査や治療は異なります。消化器内科の診療できる内容をメインにそのほかの診療内容も簡単にご紹介いたします。
消化器内科の診療とその他の診療科
消化器内科の診察では、栄養素を体に吸収するために働く器官である消化器を調べます。
つまり胃や腸、食道や肝臓、胆道です。重要な働きをする器官のため、それぞれの精密検査が存在し、医師の判断で行われます。
消化器外科とは異なり、メスを使った手術はできませんが内視鏡を使ったポリープ除去など行うことができます。
消化器内科と消化器外科
同じ消化器ではありますが診療する疾患に違いがあります。そのため治療法も大きく異なります。外科での診療内容は手術による治療を専門的に行いますが、一方、内科では手術ではなく薬剤による治療方法を専門的に行います。
どこで受診すべきか迷ったら
どこで受診するべきなのか迷うこともあると思います。そんな時は、病院などの総合受付や総合診療科などで相談するか、かかりつけの医師へ相談してみるのもいいでしょう。その時には、自分がわかっている範囲で確実な症状を伝えられるようにしましょう。当院でもそういった相談をうけつけております。お気軽にご相談ください。
内科・胃腸科との違い
内科とは、主に薬による治療を行います。簡単な例でいうと風邪をひいたときに受けるのは内科ですね。その外には腹痛や、食欲不振、高血圧、脂質異常症など毎日過ごしていて支障が出たり、違和感を覚えるような状態についての診断が行われます。
症状がわかりにくい病気もあるため油断は禁物です。定期検診はなるべく行うようにしてください。
消化器内科でわかる主な症状
- 食道がん
初期の段階では自覚症状がないことがほとんどですが胸やけを感じる人います。進行するにつれ食事の際の違和感や飲食物が使えるような感じがします。また声帯にも異変が起こることがあります。
- 胃がん
上腹部痛、食欲不振、体重減少など。早期癌では症状がないことも多い。
初期の段階では自覚症状がないのがほとんどです。進行すると、みぞおち辺りの痛みや不快感、吐き気や食欲不振など。血便が黒く、吐血することもあります。しかしながら、かなり進行しても症状がみられない場合もあります。
- 胆石症
初期段階では無症状のことも多いのですが、一般的な症状としては、心窩部(みぞおち)を中心とした疝痛発作(激しい痛み)が典型的です。
・ 大腸がん
初期段階では無症状。便秘、血便、腹痛、腹部にしこりを感じます。
- 急性虫垂炎
初めは溝地の痛み、むかつき。時間が経つにつれ痛みが右下腹部に移動します。放置すると下腹部全体に痛みが広がり発熱する場合も。
- 肝臓がん
進行するまでは無症状。進行すると肝不全の症状として腹水やむくみ、黄疸、肝性脳症が起こってきます。
- 鼠経ヘルニア
鼠径部の膨隆・違和感。放置すると腸が出っ張ったまま硬くなってしまい、お腹の中に引っ込まなくなってしまうことがあります。 この状態を「嵌頓(かんとん)」といい手術が必要になります。
腹痛、冷や汗、意識障害、難治性潰瘍、下痢などの症状があります。
腫瘍の部位や大きさによって異なります。 腫瘍がある部分に違和感や疼痛が起こったり、食欲不振、体重減少などもあります。
内痔核とは、直腸の粘膜に内出血が生じ、イボ状になることを指します。 内痔核を発症すると、排便時に出血をきたしたり、イボ状の病変が肛門の外に触れたりするようになります。
まとめ
以上、消化器内科についてでした。自身のことでも身体の中で起きている異変がわからなかったり、症状として引き起こさなかったりします。また、胆嚢や膵臓のなどの疾患は進行してから発見されることが多く、一般的な健康診断ではなかなか発見できない場合もあります。リスクの高い方は症状がなくても定期的に受診をおすすめしています。当院では消化器病学会専門医である院長が、経験を活かして、専門的な診療を行っていますので、ご不安がある場合にはなんでも、吹田市江坂にある【いしかわクリニック】へお気軽にご相談ください。